リスティング広告の入札とは?入札単価調整の罠を詳しく解説!

「リスティング広告の入札とは?」
「リスティング広告の入札単価ってどうやって調整するの?」
「リスティング広告の入札単価の決め方がわからない」
この記事を読んでいるという方は、上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?
今回は、リスティング広告における重要な要素の1つである、「入札単価」について紹介していきたいと思います。
リスティング広告の入札単価とは?
リスティング広告では、入札単価というものがあります。
入札単価とは、リスティング広告のクリック単価(CPC)や掲載順位を決定する要素の一つです。
リスティング広告では、費用を決める際に広告ランクというものが使われます。
広告ランクは、入札単価と品質スコアによって決定されます。
そして、クリック単価は、この広告ランクと品質スコアより算出することが可能です。
具体的には、下記の式を参照してください。
(広告ランク)=(入札金額)×(品質スコア)
(クリック単価)=(広告ランク) / (品質スコア)+1
つまり、入札単価とは広告の費用を決め、広告の効果を決める一つの要素となっています。
参考記事:【初心者向け】リスティング広告とは?メリット・デメリットも詳しく解説!
リスティング広告の入札単価の決め方
続いて、リスティング広告の入札単価の決め方について解説します。
結論からお伝えすると、
「目標獲得単価から決める」
という方法が良いかと思います。
具体的には、下記の式のようになります。
(入札単価)=(目標獲得単価) × (想定コンバージョン率)
また、目標獲得単価が全く予想のつかない場合は、キーワードプランナーを使って、相場を調査しましょう。
キーワードプランナーを使うことで、設定しようと思っているキーワードの入札単価相場が分かります。
ただし、キーワードプランナーを使う方法はあくまで予想になってしまいますので、鵜呑みにしてはいけません。
あくまで目安として、参考にしましょう。
リスティング広告の入札単価の変更方法
リスティング広告では、入札単価を運用していく中で変更していくことが必要です。
何故なら、コンバージョンの発生しやすさが様々な要素によって変動するからです。
例えば、年齢や性別、エリアやキーワードなどの要素です。
このような要素を、コンバージョンが発生しているかや競合状況などを踏まえて、変更していく必要があります。
具体的な例を紹介していきます。
入札単価の変更1 デバイス
PCやスマホ、タブレットという単位で、入札単価の調整をすることが可能です。
基本的な傾向としては、スマホがインプレッションを稼ぎやすく、PCはCVRが高いという傾向があります。
入札単価の変更2 性別
男性や女性、不明というもので変更できます。
不明とは、Googleが判断出来ていない場合、分類されます。
商材によっては、男女で成果が変わってくるのできちんと確認して、入札単価を調整しましょう。
入札単価の変更3 年齢
年齢では、下記の範囲で指定できます。
- 18-24
- 25-34
- 35-44
- 45-54
- 55-64
- 65 歳以上
- 不明
年齢も商材によって成果が変動しますので、きちんと確認と調整を行いましょう。
入札単価の変更4 世帯収入
世帯収入でも調整が出来ます。
- 11~20%
- 21~30%
- 31~40%
- 41~50%
- 下位 50%
- 上位 10%
- 不明
世帯収入においては、意外な場合があります。
例えば、高額な商品ほど成果の出る世帯収入は上がりそうですが、そうでない場合がかなりあります。
パーソナルジムのお問い合わせなどは良い例で、世帯収入が低くても成果が発生することは多いです。
ただし、店舗系のビジネスの場合、実際に来店するかなども大切な要素ですので、全体で確認するようにしましょう。
入札単価の変更5 時間帯・曜日
時間帯・曜日でも入札単価を調整することが可能です。
商材によっては、土日の方が成果が発生しやすいなどがあったりします。
入札単価の変更6 エリア
エリアによっても入札単価を調整出来ます。
店舗系ビジネスの集客の場合は、店舗からの距離によって入札単価を調整したりします。
入札単価の変更7 キーワード
キーワード単位でも入札単価を調整出来ます。
部分一致などは拡張性が非常に高いため、入札単価を小さくすることが一般的です。
また、完全一致に登録したキーワードの入札単価を調整することで、成果の発生するキーワードの掲載順位を上げたり、CPAが高いキーワードの掲載順位を下げたりなども行います。
リスティング広告の自動入札機能について
最近では、リスティング広告に自動入札機能が進化してきています。
自動入札機能とは、AIが上記で紹介したような指標を参考に成果の出やすいように入札単価を調整してくれる機能です。
Google広告はもちろん、Yahoo!広告やFacebook広告などにおいても自動化の流れは進んでおり、今後も自動化の流れは進んでいくと思います。
そのため、自動化をうまく使う形で運用をしていくことが必要です。
リスティング広告の場合では、まずはhagakure構造と呼ばれるようなアカウント構造を整えることが必要です。
hagakure構造とは、出来るだけシンプルなアカウント構造のことを指します。
ただし、予算が極端に少ない場合やターゲットが少ない場合は、自動入札機能がうまく機能せず、手動で運用したほうが効率の良い場合もありますので注意が必要です。
参考記事:hagakure(ハガクレ)構造でリスティング広告運用!メリット・デメリットも解説
まとめ
今回は、リスティング広告の入札単価について紹介させて頂きました。
リスティング広告では、入札単価の調整によって運用効率が大きく変わります。
ただし、入札単価の調整はきちんとした理解をもって行わないと、逆に効果を悪くする場合もあります。
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