リスティング広告の地域指定とは?無駄な広告費を削減

「リスティング広告の地域指定とは?」
「リスティング広告の地域指定をするとどうなるの?」
この記事を読んでいる方は上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?
今回は、リスティング広告の地域指定について解説させて頂きます。
リスティング広告の地域指定とは?
リスティング広告の地域指定とは、リスティング広告を配信する地域(都道府県や市区町村)を指定する設定のことです。
デフォルトの設定では、日本全国に配信する設定になっているので、地域指定の設定を行うことで、無駄な広告予算を使わない効率的な広告配信を行うことが可能となります。
下記で詳しく解説していきます。
リスティング広告の地域指定の分類
リスティング広告の地域指定には、3つの分類があります。
ターゲット地域にいるユーザーと、ターゲット地域に関心を示しているユーザー
この設定は、所在地あるいは関心対象地域がターゲット地域にあると判断されるユーザーに広告を配信できます。
3つの中で最も広く配信することが可能となる設定です。
下記の例で比較してださい。
例 地域設定を「東京」に設定していた場合。
- 「東京にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示される
- 「東京にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示される
- 「大阪にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示される
- 「大阪にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示されない
この設定では、関心のある人にも表示されるため、大阪にいたとしても表示されます。
ターゲット地域にいるユーザーと、ターゲット地域を定期的に訪れているユーザー
この設定は、
- ユーザーの所在地がターゲット地域である場合
- ユーザーがターゲット地域に定期的に訪れている場合
に表示されます。
下記の例で比較してください。
例 地域設定を「東京」に設定していた場合。
- 「東京にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示される
- 「東京にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示される
- 「大阪にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示されない
- 「大阪にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示されない
この設定では、設定した地域にいない人には配信されない設定です。
デメリットが存在し、所在地が把握できないユーザーに対して広告が配信出来ないことです。
上記の例で解説すると、東京にいるが東京というキーワードを検索しても、所在地が把握できないユーザーの場合には配信が出来なくなります。
ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー
この設定では、
「ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー」に対して広告を表示できます。
もしくは、関心を示しているユーザーに対して広告を表示できます。
例 地域設定を「東京」に設定していた場合。
- 「東京にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示される
- 「東京にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示されるor表示されない
- 「大阪にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示される
- 「大阪にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示されない
基本的に検索キーワードに地域名が入っていれば、表示されるような設定です。
また、Googleによって指定した地域に興味があると判断された場合にも配信されます。
ただし、逆に言うと、地域名を検索していない場合には、Googleによって地域に関心がないと判断された場合には広告が表示されません。
旅行会社などのリスティング広告では、活用される場合がある設定です。
リスティング広告の除外地域指定とは?
リスティング広告には、除外地域指定という設定があります。
除外地域設定とは、指定した地域に対して広告を配信をしないようにする設定です。
除外地域にいるユーザーと、除外地域に関心を示しているユーザー(デフォルト)
この設定では、最も広く除外しやすくなる設定です。
先ほどの例で解説していきます。
例 除外地域設定を「東京」に設定していた場合。
- 「東京にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示されない
- 「東京にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示されない
- 「大阪にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示されない
- 「大阪にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示される
サービス対象外の地域がある場合に有効となる設定です。
除外した地域のユーザー
この設定では、設定した地域に実際にユーザーがいる場合に広告が配信されなくなる設定です。
例 除外地域設定を「東京」に設定していた場合。
- 「東京にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示されない
- 「東京にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示されない
- 「大阪にいる人」が「東京 美容室」と検索した人 → 表示される
- 「大阪にいる人」が「髪を切りたい」と検索した人 → 表示される
旅行サービスなどで設定してしまうと、お問い合わせなどに繋がる可能性があるユーザーに対しての広告が配信出来なくなってしまうので、注意しましょう。
基本的には近隣からの来店がメインのサービスであれば、活用する場合もある設定です。
リスティング広告の地域指定の入札単価調整
リスティング広告においては、入札単価調整という設定があります。
商材やサービスによっては、地域によってお問い合わせ数やお問い合わせ率、お問い合わせ単価などが変動する場合があります。
その場合に、よりお問い合わせ単価が安い地域では入札単価を増加し、より多くのお問い合わせを稼ぐ方法を取ることがあります。
一方で、お問い合わせ単価が高騰してしまう地域によっては、入札単価を下げるという操作を行う場合があります。
リスティング広告では、地域指定以外にも入札単価の調整が出来るものはいくつかあります。
闇雲に配信から除外してしまうよりも、入札単価の調整で対応する方が効果的な広告配信が出来る場合がありますので、注意しましょう。
店舗ビジネスで有効なリスティング広告の設定
店舗ビジネスでは、いくつかの設定を行うことでより効果的な広告配信を行うことが出来るようになります。
具体的には、下記のような設定があります。
- プレースメントターゲット
- 住所表示オプション
- 電話番号表示オプション
- 電話発信コンバージョン
- 来店コンバージョン計測
- ローカル在庫広告
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
店舗ビジネスでは、いくつかの設定を行うことでより効果的な広告配信を行うことが出来るようになります。
具体的には、下記のような設定があります。
プレースメントターゲット
プレースメントターゲットとは、どういったサイトに対してディスプレイ広告を配信するかを決める設定です。
例えば、美容室の場合では近くに住んでいるユーザーが来店に繋がる場合ということが多いです。
その場合、美容系のサイトに対して、ディスプレイ広告を配信することも効果的ですが、地域の情報発信サイトに広告を配信することも効果的です。
このような広告配信先を設定することが、プレースメントターゲット設定です。
住所表示オプション
住所表示オプションとは、リスティング広告の掲載欄に住所を表示することが出来る機能です。
店舗ビジネスでは、近くに店舗があった場合に、
「行ってみようかな」
となる場合が多いです。
リスティング広告の掲載欄に住所を表示することで効果が上がる場合は非常に多いでしょう。
電話番号表示オプション
電話番号表示オプションとは、リスティング広告の掲載欄に電話番号リンクを掲載する広告です。
緊急性の高いサービスの場合は、電話番号リンクを表示することで効果の上がる場合があります。
何故なら、水道修理や病院などの場合、サイトを見てお問い合わせフォームを探すより、電話の方が早いからです。
電話発信コンバージョン
電話発信コンバージョンは、サイト内の電話番号リンクのクリック数をコンバージョンとして計測する機能です。
店舗ビジネスでは、サイト内に電話番号を掲載している場合もあるかと思います。
そのコンバージョンを計測していない場合には、設定することをおすすめします。
来店コンバージョン計測
来店コンバージョン計測とは、実際に店舗に来店しているかどうかを計測する機能です。
これまでのリスティング広告では、実際に来店に繋がっているのかは計測できませんでした。
ただし、最近になって来店まで計測できるようになりました。
きちんと設定して、最終的なコンバージョンまで計測するようにしましょう。
ローカル在庫広告
ローカル在庫広告とは、Google Marchant Centerと連携することで、配信出来るようになる機能です。
商品情報と共に在庫情報を一緒に配信出来る広告です。
物販系の店舗ビジネスの場合には、実装することtでユーザビリティを向上することが可能となるでしょう。
まとめ
今回は、リスティング広告の地域指定について詳しく解説させて頂きました。
今回紹介した機能などは、店舗ビジネスでは非常に重要な機能です。
設定することで、より高い費用対効果を発揮することが可能になるかと思いますので、是非設定しましょう。
リスティング広告では、今回解説したような細かい設定が非常に多く存在します。
そのような運用の人手が足りないという方は、是非代理店のご利用をご検討ください。
弊社では、現状の状況をご丁寧にヒアリングさせて頂き、最適な集客プランをご提案させて頂きます。
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